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告解エピグラム

錆びない言葉と錆びない指輪

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Vocal:Mitsuki
Voices:丹下桜, 子安武人

「ねぇ、私のどこが好きだった?」

『きっかけは些細なこと。
けれど、得てしてそんなものなのだと思っていた。
偶然の積み重ね。いつしか結ばれた時、耳元で交わされた約束。
「誰よりも幸せにするよ」
いつまでも、という言葉がそこにないと気付いたのは、
彼を失ってからのことだった』


出会った時は 幼かったね
婚約を誓った日
思い出す あの瞬間
まるで昨日のことみたいにね

たとえ錆びたって あなたがくれたこの指輪ははずさない

ずっと、ずっと────


『言葉に偽りはない。けれど私が欲しいものは、きっと‘永遠’だった』

「ねぇ、私のどこが好きだった?」

『答えて欲しい。私はそれを守り続けるから。
────いつまでだって、守り続けるから』

語る声色に 悲壮感はなく
愛は消えないものと囁いて 橫顔を少女に向けて
ゆっくりと仮面をはずした

『女性の仮面が音を立てて落ちる。その下にあった少女と同じ顔。
年は重ねているものの、疑いようもなく面影が重なっていた』

彼女達の話になぜか惹き込まれ 感情移入して入り込めたのを
ずっと不思議に思っていたけれど 彼女のその素顔を見て 謎が解けた
みんな私────?

「そろそろ良い頃合いでしょうか。もうお気づきですか?
あなたは自殺を図って、生死の境界とも言えるこの場所で目覚められました。
この館の仮面の住人は、あなたがそのまま生きていれば
あったかもしれない無数の可能性達。
雲わば、全てあなたの物語です」

『彼女達は言葉もなく仮面を脱ぎ棄てていく。
それぞれ年齢は異なるし容姿もそれぞれ少しずつ
変わってはいるけれど、そのどれもが
紛れもなく少女の面影を残していて……』

ずっと感じてた強い嫌悪感 ah... 全部自分への……

みんな私────

彼女の指輪は、錆びず今も ...

「あなたはまた選ぶことができる。
痛みに耐えて生き続けるか、そのまま楽になるか。
殘された時間はもう僅か。如何なる選択をされても、
私が導いて差し上げましょう」

 「救いなんて、いらない……」

「やっと思い出した。────それは、私の最期の言葉だったんだ」