湖(みずうみ)のほとりで
水面(みなも)に目(め)を落(お)とせば
そこに映(うつ)る少女(しょうじょ)の笑顔(えがお)は
どこか寂(さみ)しげに見(み)えた
小石(こいし)を拾(ひろ)い上(あ)げ
鏡(かがみ)を割(わ)るように
少女(しょうじょ)の姿(すがた)をかき消(け)してみた
何(なに)かが変(か)わる気(き)がして
大(おお)きなため息(いき)で
湖(みずうみ)を凍(こお)らせて
心(こころ)まで凍(い)てつかないように
おどけたふりをしてみる
湖上(こじょう)の真(ま)ん中(なか)で
1人(ひとり) 空(そら)見上(みあ)げると
孤独(こどく)に思(おも)えていたことすら
忘(わす)れて蒼(あお)さに見(み)とれる
真(ま)っ赤(か)なリボンを結(むす)びなおし
笑顔(えがお)を探(さが)しに飛(と)び立(た)つ
Vo; Lu-na