マゼンタとシアン
混ざる空の果て
ひとつめの地平
越えてゆけ
涙はあの地に
埋めてきた
やがて心に芽吹くだろう
ふたつめの丘越えた頃
君の胸の奥
何色だろう
あの夕暮れと
どちらが赤い
みっつめの海は深い青
マゼンタとシアン
混ざる空の下
よっつめの闇越えてゆけ
遠く遠くに道は続くだろう
よっつめの闇
越えてゆけ
終わりを恐れて
足を止め
始まりを恐れて
後ろを向く
いつつめの土地
向かう時
君は今もまだ
泣くだろうか
僕の手を取り
静かにこぼす
むっつめの涙とめどなく
マゼンタとシアン
溶ける空の果て
ななつめの夜
越えてゆけ
闇の終わりその
向こうの赤まで
ななつめの日を
越えてゆけ
遠吠え声がうねる
人の命の先未だ見えぬ
足を引きずり歩くだけ
果てはない果てはない
マゼンタとシアン
混ざる空の先
ななつめの夜
越えてゆこう
君とふたりなら
ぬくもりたよりに
ななつめの日を
越えてゆこう