吉他社

遠い遠い
笑えない話
いつかぼくが
居なくなったなら
深い深い
森に落ちた
きみは一人で行くんだぜ
繋いだ手には
柔らかな体温
握った指が
ゆるりほどけたら
枯れた音色の鐘が鳴る
きみは一人で行くんだぜ
それから二人
歩いて一人
嘘付く声も
もう絶え絶えに
うつむき二人
影が一つ
僕も独りで行くんだぜ
きみは淡い恋に落ちた
高い高い崖に咲く花
「届かないなぁ」
わかってるくせに
今度は一人で行くんだぜ
遠い遠い笑えない話
いつかぼくが
居なくなったなら
深い深い森に落ちた
きみは一人で行くんだぜ
それから一人
歩んで独り
嘘付く事も
もう疲れた
うつむき独り
黄金の部屋
きみとふたりでいたんだぜ
僕は深い森に落ちた
黒く煤けて
汚れた果実
それで終わり
それだけの話
きみはひとりでゆくんだぜ
qishsh 2020-7-16 | 悬赏中 弹唱 拨片:10 回复